栄養ドリンク(医薬部外品)には添加物として微量(0.3や0.2mg以下)のアルコールが入っている場合があります。
「なぜ栄養ドリンクにアルコールが?」「なんのために入れてるの?」
と思う方はいるでしょう。そんな方のために調べました。
本記事では添加物扱いのアルコールについて、なぜ入っているのかを解説します。
なぜアルコールが入っているの?
調べても情報があまり見つからなかったので、とった手段は一つです。
大正製薬さんのお問い合わせセンターに電話してみました。
リポビタンシリーズで、添加物にアルコールの記載がない物は本当に入ってないかを確認するのと合わせて電話で聞きました。
※ちなみに記載がないものは本当に入ってないそうです。

なぜ添加物にアルコールが入っているんですか?

添加物ですので、商品の製造の際に必要な物です。薬を溶かすために必要であったりしています。もし効果を目的として入れた場合、有効成分としてアルコールを入れた際は添加物ではなく、成分表に記載します(エイヨウが要約しています)

なるほど…!お忙しい所、ありがとうございました。

いえ、こちらこそお電話ありがとうございました。
※リポビタンシリーズの添加物としてのアルコールの話となります
電話担当者様ありがとうございました!
製造に必要なものだった

薬を溶かす際に必要との回答(大正製薬さん)でした。
そうなると微量しか入っていない理由に納得がいきます。
微量ですので、単体では飲酒運転にもなりません。下記記事で詳しく解説しています。
アルコールの自体には効果はある?
アルコールは有効成分として入ってはいませんが、添加物として微量入っていますので、ちょっと解説します。
ですが、入っているのは微量ですので、効果は参考程度にご確認ください。
気分の高揚によるストレス軽減効果
少量の場合、気分が高揚してストレスを軽減させる効果があります。

楽しくなってくる感じのアレ
楽しくなりすぎると多くの人は大失敗します
抗不安作用(リラックス)作用
中枢神経を落ち着かせる効果により、不安を和らげる、リラックスの効果があります。
これにより眠くなってしまうこともありますが、もともと微量(0.2~3mg以下)です。
なので、有効成分に入っているカフェインの覚醒効果の方が発揮されるでしょう。

カフェインのが明らかに多く入っています
(無水カフェイン:50mg)
薬効を強くすることがある
効果というか、飲み合わせの問題になるのですが、アルコールを摂取すると肝臓はアルコールの分解を優先するため、血中の分解が遅れます。
すると、血中にある薬効成分の分解がおくれるため、通常より長く残る=薬の効果が強くでることがあるようです。
「いいことやん!(関西弁)」と思うかもしれませんが、薬は毒にもなりますので、適量が重要です。
栄養ドリンク自体はその当たりも計算しているでしょうし、そもそも微量なので問題ないでしょうが、服薬中で気になる方はお医者様に相談したほうが良いでしょう。
とはいえ、薬と合わせると危険!といった記事もありますが、よほど薬効が強すぎる薬ではない限り大丈夫だとは思います。
まとめ
製造の際に必要で、アルコールの効果を目的に入れたわけではないとのことでした。

聞いてみないとわからないことでしたね
ちなみに定番のリポビタンDはノンアルコールなので、気軽に飲めます。
容量用法を守って、楽しく栄養ドリンクを飲みましょう。
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